当院では、胃大腸内視鏡検査の直前に点滴から鎮静剤を注射します。この静脈麻酔をして行う検査のことを麻酔下内視鏡検査といいます。一般に「無痛内視鏡」などと表現されるものは、この静脈麻酔を使った検査になります。
当院でも、痛みを感じにくくする鎮痛薬と意識を落として、少しボーっとした状態にする鎮静薬を点滴から注入して行います。もちろん年齢や体型などを考慮して、患者さま毎に適切な注入量に調節しています。
麻酔といっても全く痛みを感じないわけではありません。そこは、最新鋭の内視鏡機器と内視鏡技術によって痛みを感じないように検査します。
中には眠ってしまう患者さまもいますが、痛み刺激で覚醒できる程度です。検査が終わっても、検査されていたことを覚えていない患者さまもいます。ただし、その日のコンディションによっては、同じ量でも前回はよく効いたのに、今回は効きが悪かったなんてこともあります。また、検査が怖いといった患者さまに対しては、ご希望に応じて、眠ったまま検査ができるように麻酔量を調節します。

麻酔下内視鏡検査(無痛内視鏡検査)の手順

麻酔下内視鏡検査(無痛内視鏡検査)の注意点

まれに検査後、帰宅してから眠気がぶり返してくる場合があります。そのため検査には公共の交通機関を利用してお越しいただきます。また、帰宅後も車や自転車の運転は終日できません。
高齢者、重篤な持病をお持ちの方は、心臓や呼吸状態に影響がでる場合があります。そのため鎮静剤は必要最低限の量を投与して行います。

麻酔下内視鏡検査(無痛内視鏡検査)のよくある質問

よく麻酔が効きにくい体質といわれます。 ふだんからアルコールをたくさん飲まれる方、精神科のお薬などを服用されている方は、鎮静剤が効きにくい場合があります。それでもお薬の種類、量を調節して対応可能です。
授乳中ですが、麻酔下に検査をしてもらえますか? 授乳中の場合、原則24時間の断乳を検査後から行っていただきます。その間の母乳は、事前に催乳して冷凍保存していただきます。または粉ミルクで代用していただきます。まだ頻回に授乳がお子さんをお持ちの方にはあまりお勧めできません。妊婦さんに関しては、どうしても検査が必要と判断された場合のみ検査を行いますが、基本的に無麻酔での検査になります。
麻酔は安全ですか? 安全です。今までに一度も問題は起こっておりません。ただし、どんなに安全な薬でもアレルギー反応を起こす可能性はゼロではありません。万が一そのような場合には、すぐ対応いたします。点滴によって血管を確保していますので、そこから治療薬を速やかに投与することができます。

麻酔下内視鏡検査(無痛内視鏡検査)を受けられた方の声

詳しくは「内視鏡検査アンケート」の項目をご覧ください。その中で、当院の麻酔下内視鏡検査(無痛内視鏡検査)を受けられた方のうち、「非常に楽だった、楽だった」とお答えいただいた方の割合は、実に96.3%でした。この結果からもわかるように、検査を受けた患者さまに非常に満足していただいております。是非一度お試しください。

kutsuno