タイトルが「新聞沙汰」と大げさで申し訳ありません。今回は読売新聞に当クリニック名が掲載されましたので、紹介がてら、その内容に触れてみたいと思います。

まず読売新聞の中に「病院の実力」というコーナーがあります。
毎回、ある疾患について専門的に治療を行っている医療施設を紹介するコーナーのようです。今回9/3(日)のテーマは「痔の手術」でした。

ここで現在の肛門科業界での話題について、簡単にご説明いたします。10年程前にジオンという注射が承認されて以来、このジオンを用いた痔核硬化療法(ALTA療法)が広まりつつあります。今まで手術をしないと治らなかったイボ痔もこの注射の出現によって治療できる時代になったのです。(詳しくはHPをご参照ください。)

とはいっても、すべての痔が注射の適応ではありません。内痔核のみが適応になります。ただし、注射だけでは無理な、外まで続くような大きなイボ痔(内外痔核)も、この注射と手術を併用することによって治療できるのです。これにより患者さんの負担が少なくなり、ひいては日帰り手術が可能になったというわけです。当院もこの恩恵にあずかっております。

短期入院、日帰り手術といった時代のニーズに答えるためには、このALTA療法は必要不可欠な治療法なのです。

そういうわけで、今回の読売新聞もそうですが、アンケート形式の治療実績となると、肛門科領域では、もっぱらこのALTA療法をどれだけ行っているか?が内容の中心になってくるのです。例にもれず今回も同様でした。


そして、この「痔の手術」に当院が掲載されました!

それがこちらになります。

小さいので気づいた方はほとんどいないかと思います。かつ前後の病院、クリニックと比較すると大分見劣りしてしまう実績です…。

言い訳になりますが、調査期間は2016年の1年間でした。当院は2015年6月1日に開業しましたので、開院半年後からの1年間での治療実績となります。まだまだ患者さんが少なかった頃です。現在は、手術件数、ALTA療法の件数ともに増えております!

このような記事は患者さんにとっては貴重な情報源となることでしょう。しかし、全てが正しい情報ではないので注意してください。今回の読売新聞のような任意で行ったアンケート結果をもとに記事を書いている場合は問題ありません。よく書店で見かける「〇〇の頼れる病院」「患者が選ぶ〇〇な病院」といったものは、そうではないのです。あたかも優れた医療機関だから紹介されました。といったスタンスを取っていますが、実際は掲載料が必要なのです!結局いくら払ったかなのです。払えば払う程、大きく掲載されます。数百万出せば、何ページも特集といった感じです。それがまた毎年改訂されるのです…。お金のあるクリニックほど名医になれるのです…。(半分、グチです。)

そんなことにはめげず、当院はこれからも真摯に痔に向き合って参ります。

おしまい