最近よく胃アニサキス症の患者さんに出くわします。アジ、サバ、イカなどの刺身やスシを食べた後、2時間くらいすると激しい胃痛や嘔吐で発症します。テレビの影響なのか、認知度が増えてきたこともあり、最近では「アニサキスだと思います。」なんて患者さんの方から言ってくることも多いです。

原因は魚の内臓にいたアニサキスが、鮮度が落ちてきたことにより筋肉へ逃げ込んだところをわれわれが生で食べるためです。熱を通すか冷凍すれば生きられないのですが…。やっぱり刺身でしょう!おそらく永遠にアニサキスとの戦いは続くでしょう。

症状についてですが、駆除しないと永遠に痛みが続くのかと疑問に思う方もいると思います。それはありません。人間は最終的な宿主ではないので、1週間も経てば死んでしまいます。そうなると自然に痛みも消失します。ただその間、強い痛みや吐き気に耐えられればいいのですが、普通は医療機関に駆け込みます。ちなみにアニサキスの痛みは、アレルギー反応です。あんな1センチ程度の虫に噛みつかれただけでは痛いわけがありません。

HPでも公開しているアニサキスの駆除の流れを添付いたします。
ご参照ください。

白い糸コンニャクみたいのがアニサキスです。

鉗子でつまみ引っ張ります。

駆除終了です。

実は胃腸科として毎日診療していて、こうもアニサキスを目の当たりにしているとアジ、サバが怖くて食べられません!もう何年も食べていないと思います。生ガキもノロウィルスが恐ろしくて、やっぱり食べられません。これも職業病というのでしょうか?

そんな折、タイムリーに家の冷蔵庫にシメサバが…。
「解凍」とは記載されていますが、私は遠慮させていただきました。

おしまい