2015.07.27
専門医更新
今年一杯で有効期限が切れてしまう資格が4つ(日本外科学会専門医、日本消化器外科学会専門医、消化器外科がん治療認定医、内視鏡外科学会技術認定医)あります。そうなると、今の時期に更新申請しないといけません。
ふつう更新には学会の参加証と教育集会(要はセミナーで、最新の治療などを教えてくれます。)の受講票を一緒に提出する必要があります。これらはきちんと学会などに参加していればクリアできます。
ただ、今回更新する資格は、どれも外科系の資格なので、更新の条件として「過去5年間の手術件数、手術内容」が求められます。そのため、開業医にとっては、ハードルが上がります。更新できなくなってしまう先生も多数います。その点、肛門科というのは、クリニックでの日帰り手術が可能なので、開業しても外科系の資格が更新できます。なんともお得な科なのです。
ただし、内視鏡外科学会の資格は腹腔鏡手術を行わないと駄目なので、さすがに今回が最後の更新になりそうです。大学病院時代のいわば「勲章」が消えていくのは寂しいものです。