思い起こせば、開院当初は夏の甲子園が、ほとんどテレビ観戦できてしまうぐらい暇でした。あの大会では、早実の清宮くんが、新入生ながら鮮烈なデビューを飾ったことを思い出します。今ではキャプテンとなり、高校通算100本塁打というからビックリです。

2年間診療を行ってきて、おかげさまで少しずつではありますが継続して通院してくださる患者さんも増えてきました。いわゆる「かかりつけ医」にしていただいております。ありがたいことです。ただ、今度は待ち時間の問題といった新たな悩みも時々ですが発生しております。それでも皆様にご満足していただけるよう、これからも一人一人の患者さんに対して「目配り、気配り、思いやり」の診療姿勢を忘れずに続けていきたいと思います。

業績的には、まず来院患者さんですが、2年目の新患さんは年間2000人を超えました。○○美容外科がＣＭで言うところの、「1年間の来院数100万人！」には遠くおよびませんが、このまま右肩上がりでいってくれれば、と思います。

内視鏡検査に関しては、年間1000件を超えるようになりました。胃カメラでは、食道がん、胃がんをはじめ、最近話題のアニサキスも何人か見つかりました。(もちろんその都度、退治しています！) 大腸カメラでは、大腸がん、直腸がんが見つかるたびに、近隣の基幹病院へ紹介させていただきました。また、大量下血で来院された患者さんにおいては、緊急内視鏡検査を行い、虚血性大腸炎、大腸憩室出血などが診断されました。

手術に関しては、イボ痔を切らずに治すジオン注射や痔の小手術も含めると、年間約350件に達しました。術後の痛みはどうしてもゼロにはできませんが、術式、内服薬など工夫して少しでも日常生活に影響を及ぼさないよう努めております。しかし、昨年1年間で1件だけ、休診日に緊急処置が必要な患者さんが出てしまいました…。創部からの出血でしたが、局所麻酔で済む程度の合併症で、大事にはいたりませんでした。（反省です。）

この２年間を振り返ってみれば、あっという間でした。そして、開業は想像以上に大変だった！というのが率直な感想です。診療も去ることながら、その他もろもろ、何とストレスの多いことか！おかげで白髪が増えました…。そして世の個人事業主の苦労を知りました。

さて、ストレスを溜め込まないようにと、先日、久しぶりに近所のゴルフ練習場へ打ちっぱなしに行ってきました。ストレス発散のつもりでしたが、久しぶり過ぎて、上手くいかない上に、ストレスを溜める結果になってしまいました。さらには次の日に筋肉痛におそわれるという始末です。正解はバッティングセンターだったかも…。筋肉痛は一緒か？

おしまい