熊本へ
9/23(土)24(日)の連休は、第6回直腸肛門疾患青年懇談会に参加するため熊本へ行ってまいりました。会場は8月にリニューアルオープンした高野病院でした。ちなみに高野病院とは九州で最も大きな大腸肛門疾患を専門に扱う施設なのです。久留米にも分院があります。特に肛門機能に関しては日本随一と言っても過言ではありません。
朝一番に家を出て、早めの飛行機で熊本入り。という当初の計画でしたが、飛行機の到着が遅れたせいで、ホテルにチェックインする間もなく、直接会場入りする羽目に。震災後復旧作業中の熊本城を見学してから会場へ向かうプランも、願いは叶わず、ちょっと残念でした。
さて、会の中身はいうと毎回のことながら白熱した討論が繰り広げられました。私としては新しい器具や手術方法の発表が印象に残りました。また30名ほどの中国人、ギリシャ人がゲストとして迎えられ、国際色豊かな会でもありました。土地柄中国からの患者さんも多いようで、病院専属の中国人スタッフがいて、その方が同時通訳をしてくれました。ギリシャから来られた先生にとっては日本語と中国語が入り乱れる中、理解できていたのか心配です…。
質問が多数飛びかい大盛り上がりな研究会でしたが、中国人の先生たちの時間を気にしない質問攻めには少々滅入りました。その結果、終了時間は大分押していました。
今回は研究会と新病院のお披露目を兼ねており、会の後に院内を案内していただきました。手術室は5部屋。年間150件の大腸がん手術と数千件の肛門手術を行います。内視鏡室は7部屋あり、年間1万件の検査を行っているそうです!あっぱれです。
一番上の病院外観の写真についてですが、病院に到着した際、まず印象として壁が凸凹しており違和感を覚えました。しかし、それにはちゃんと理由があり、大部屋の患者さん一人一人に必ず窓がつくという工夫からなのだそうです。なかなか考えられています。患者さんからは非常に好評だそうです。
その後は市内の居酒屋へ移動し、恒例の2次会です。第2ラウンドといった感じの熱のこもりようでした。最後は例によってラーメンで締めてホテルに帰りました。
深夜に帰ったにも関わらず、翌日は早朝からゴルフ!昨夜の酒が抜けない中のラウンド。1年半ぶりの18ホールは疲れました…。もちろんスコアもボロボロ…。
でもまあ、多くの先生たちとお話しでき、親睦も深められ有意義な2日間となりました。今回学んだ知識を明日の診療に生かしていきたいと思います。
おしまい