便秘外来

便秘外来

便秘で悩まれている方は何百万人もいるといわれています。その中で、適切な治療を行っている方がどれくらいいるでしょうか?当院では個々の患者さんに対して、もっとも適した治療を提供いたします。

便秘とは?

便秘症とか便秘気味とかよく言いますが、実際には、どのような状態になったら便秘といえるのでしょうか? 例えば、3日に1度しか排便がない。毎日出るけど、すっきりと出ない。便が出るときはいつも硬い。などと言われる方がいます。みなさん自分は便秘症です。と言います。では、このうちどなたが本当の便秘症でしょうか?(学術的には細かく定義されているのですが)答えとしては、全員便秘症になります。排便に対して十分満足していない、薬を飲まないと排便できない、お腹が痛んでくる、張ってくるなどの症状を伴っていれば、どの場合も便秘症です。そして治療の対象となります。

便秘の原因はなんですか?

運動不足やダイエット、水分摂取の不足、食事内容、ストレス、生活習慣、生活環境の変化など、さまざまな原因があります。仕事のある平日は排便がないとか、旅先では便秘するなどというのは、ストレスだったり自律神経系の問題です。腸管の動きが悪くなることで起こります。またダイエットで無理な食事制限をしていれば、便のもとになる材料不足に陥ります。これでは便がでなくて当然といえます。また、下記の「便秘の種類」の中でも原因について説明しております。ご参照ください。

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便秘にも種類があるのですか?

便秘症にはタイプがありますので、ご自身の便秘にあったお薬を内服する必要があります。

急性便秘: 風邪薬を内服した時などに便が硬くなって出なくなってしまう。バリウム検査のあとに、きちんと下剤を飲まなかったために便が固まって出せなくなってしまう。など急激に起こる便秘のことを言います。対処法、治療法は浣腸や摘便(指や器具を使って掻き出す作業)になります。
慢性便秘: 便秘といえば一般的にこれを指します。そして①機能性便秘と②続発性便秘に大別されます。

① 機能性便秘

・弛緩性便秘: 高齢者に多く認められる便秘になります。
排便機能(腹圧、腸管の蠕動運動)の低下により、便を効率的に押し出せないことにより発症します。
・痙攣性便秘: 腸管の蠕動運動が亢進しすぎることによって起こります。便は兎糞状といって、ウサギの便のようにコロコロとした状態になります。主にストレスが原因となります。過敏性腸症候群に代表される便になります。または刺激性の下剤を多量に服用した際にも見られます。
・直腸性便秘: 便によって直腸が拡げられると脳に信号が送られ、便意が起こります。しかし、仕事中など便意を催しても、なかなかすぐにトイレに行くことができないことがあります。習慣的に我慢するようになることで発症します。直腸の排便反射が低下してしまった状態です。または浣腸を乱用したり、強力な水圧に設定したウォシュレットを直腸内に多量に注入して排便することなどで発症します。
*以前は上記のように分類されていました。こちらの方が病態を把握しやすいので記載いたしましたが、近年では、腸管通過時間によって以下のように分類されるようになっています。
・結腸通過時間正常型: 直腸までは問題なく、便が到達する。便意の低下することで起こる。
・結腸通過時間遅延型: 大腸の蠕動運動が低下し、便が直腸まで到達するまでに時間がかかる。
・便排出障害型: 排便機能の低下などが原因でおこり、息んでもなかなか排便できない。
② 続発性便秘:

・器質性便秘: がんやポリープ、手術後の癒着などによって、便が出にくくなることが原因です。これは手術などにより原因を取り除く必要があります。
・肛門直腸疾患: 切れ痔や肛門狭窄などで排便が困難な状態。
・その他: パーキンソン病などの神経疾患や筋疾患に伴う便秘。糖尿病、甲状腺機能低下症などの内分泌・代謝疾患に伴う便秘。向精神薬や降圧剤などの薬剤に伴う便秘。などもあります。

どのような診察、検査が行われるのですか?

問診:

まずは問診になります。ご自身の排便状況を詳細にお聞きいたします。そこで、問題点や便秘のタイプ、原因などを推測します。この時点でだいたいの状態は把握できます。最も大事な項目といえます。その後、触診や検査、治療といった流れになります。

検査:

血液検査、腹部X線検査、腸管移送能検査、大腸カメラ、注腸検査(バリウムを使用した大腸を造影する検査)などがあります。どこまで検査するかは患者さんに合わせて計画されます。

血液検査:

全身の状態を調べます。同時に陰に隠れた病気などを調べます。

腹部X線検査:

ガスや便の溜まり具合、分布などをレントゲン撮影して調べます。

腸管移送能検査:

レントゲンに写るマーカー付のカプセルを内服します。その後、経時的にレントゲン撮影を行い、カプセルの進み具合を確認します。腸管の移送能や通過障害の有無が確認できます。

大腸カメラ、注腸検査:

大腸がんやポリープなど、腸が詰まったことが原因で便秘を起こしていないかを調べます。同時に大腸が長いことが原因かどうかなど調べることができます。

治療法にはどんなものがありますか?

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食事や運動によって改善が期待される場合は、生活習慣を見つめ直すことから始めます。水分摂取が足りないだけなんてこともあります。とはいっても、便秘外来を訪れるような頑固な慢性便秘の方になると、ほとんどの患者さんで薬物治療が必要になります。ただし、年齢や便秘の程度によって、内服していただく薬の種類や量を調節いたします。下剤には多種多様な種類があります。分類としては、機械的下剤、刺激性下剤、消化管運動調整剤(自律神経に作用する薬)および漢方薬になります。その中から自分に合った薬を見つけることが便秘治療にとって大切です。また薬の効き具合には個人差があり、排便に影響を及ぼします。そのため毎回外来にて、少しずつ量を変更したり、種類を増減しながら一番いい薬と量を一緒に探っていきます。

こんな方は便秘外来を受診しましょう。
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1.数日または週に1度位しか便がでない。
2.お腹が張って苦しい。
3.排便後もすっきりしない。残便感がある。

4.常に市販薬を飲んで(下痢で)出している。飲まないと出ない。

5.便秘薬の量が増えてきている。
6.便秘による肌荒れがひどい。
7.下半身がむくむ。
8.便が硬い。便に血液が混じる。

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所在地
〒141-0031
東京都品川区西五反田3-10-12-3F

診療科目
胃腸科・肛門科・一般内科

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